『SEO大全』シリーズ第2段となる本記事では、SEOに関する用語を網羅的に集めました。
シリーズが目指す「読むことでSEO対策が完成する」というゴールに近付くため、用語の辞書的な定義のみならず、実務に即したノウハウも交えながら紹介していきます。
SEO用語集:あ行
アフィリエイト
アフィリエイト(affiliate)とは、ウェブサイトに掲載した広告を経由することで、広告主のウェブサイトにユーザーが訪問し、購入や登録、アカウント作成など、成果に結び付いた際に報酬を支払う報酬形態のこと、また、その形態を利用した仕事のことです。成果報酬型広告とも呼ばれます。
Above the fold
ユーザーがウェブページに訪れたとき、画面をスクロールをせずに表示される領域のことです。ファーストビューとも呼ばれます。
アルゴリズム
アルゴリズム(algorithm)とは、直訳すると「演算法」や「算法」となる通り、広義には何かしらの手順を指す言葉ですが、SEOにおいては主に検索エンジンがウェブページを評価する仕組みのことを指して呼ばれています。
SEO用語集:か行
クロール
新しいウェブページまたは更新されたウェブページを検出するプロセスです。Googleはリンクをたどる、サイトマップを読み込むなど、さまざまな手段でURLを検出します。Googleはウェブをクロールして新しいページを検出し、そのページをインデックスに登録します。
クローラ
ウェブページをクロール(取得)してインデックスに登録する自動ソフトウェアです。
Googlebot
Googleクローラの一般的な名称です。
Googlebotは常時ウェブをクロールしています。
検索クエリ
検索サイトで検索する際、検索窓に入力する文字列のことです。
SEO用語集:さ行
SERP [Search Engine Result Pages]
SERP(サープ)とは、その名の通り、検索エンジンによって検索された結果となる画面を差します。近年、GoogleはSERPを大きく変化させており、ウェブサイトの見出しと説明文のみだった状態から、グラフや地図、商品など、検索ユーザーにとってより利便性の高い画面になるよう変化しています。
サイテーション
サイテーション(citation)とは、広義には「引用」を意味する英単語ですが、SEOにおいては、他者に言及されたり引用される事象を指します。
SEO用語集:た行
代替テキスト
ウェブページ上の画像が何らかの理由で表示されないとき、本来その位置に何が表示されるかユーザーに知らせるためのテキストのことを指します。オルタナティブテキストとも呼ばれ、HTMLにおけるAlt属性として指定することができます。
タイトル
SEOにおけるタイトルとは、主にHTMLにおけるTitleタグを指し、ウェブページの見出しに相当します。検索ユーザーにとって最初に目に入るウェブサイト情報であり、SERPでは強調表示される部分でもあるなど、アルゴリズムに対して大きく影響を及ぼす要素のひとつとされています。
SEO用語集:な行
内部施策
ウェブサイトの中身を改善する施策のことです。例えばウェブページのタイトルを改修したり、ウェブサイト全体の構造を改善したりすることを指します。ポイントは、人の感情に対する働きかけとクローラに対する働きかけに分かれる点があります。ウェブページのタイトルを改修することは、それを見て記事を読もうとする人の感情に重きが置かれます。一方、ウェブサイト全体の構造を改善することは、クローラがウェブページの内容を正しく読み取りやすくすることを目的としています。後者のクローラに対する働きかけを目的としたSEOをテクニカルSEOと呼ぶこともあります。
ナチュラルリンク
外部のウェブサイトから貼られたリンクのことで、オーガニックリンクとも呼ばれます。厳密にはHTMLのaタグに対し、 rel=”nofollow” という属性が設定されていないリンクのことを指します。ナチュラルリンクの数の多さや豊富さはGoogleからの評価を高めるとされています。ウェブサイトとしての信頼性や権威の高い外部のウェブサイトから自然な形でリンクを貼られることで、評価を更に高めるとされています。
SEO用語集:は行
パーソナライズド検索
利用者によってSERPが変化する仕様のことです。
パーマリンク
ウェブページに付与するURLの末尾のことを指します。自由に指定する形式、自動的に連番で指定される形式等、様々なタイプがあり、主にはCMSなど、ウェブページが動的に生成されるシステムで用いられています。静的なウェブページのURLは、そのファイル名を変更することでパーマリンクの設定が変わります。
SEO用語集:ま行
マークアップ言語
文章を構造化し、コンピューターに伝えるための言語のことです。代表的なものにHTMLがありますが、同じくウェブページとして使用されることも多いphpはプログラミング言語に当たります。
ミドルキーワード
ミドルワードとも。大規模ではないものの、検索数が中程度に多いキーワードのことです。
SEO用語集:や行
UI [User Interface]
ユーザーインターフェースの略であり、ウェブページにおいては画面の作り全般を指します。ユーザーが抱く使用感はUIによって変わるため、非常に重要度が高いと考えられます。一方、定量化が難しい抽象的な概念であり、評価がしづらいものでもあります。
ユーザビリティ
使いやすさ、使用感の良さを指す言葉です。SEOに関わる具体例としては、異なるブラウザでも同様に表示されるウェブページなどはユーザビリティが優れていることになります。その他、パソコンやスマートフォン、タブレットなどといった異なるデバイスで閲覧しても常に最適な表示がなされていたり、回線速度が遅い環境下においてもユーザーにストレスを感じさせない表示速度を担保されていたりすることも、優れたユーザビリティであると言えます。
SEO用語集:ら行
Lighthouse
Googleが提供している拡張機能のひとつで、ウェブサイトのパフォーマンスやアクセシビリティ、SEOなどの課題がスコアとして確認できるツールを指します。
ランキング
SEOにおいては、主にSERPにおける検索順位のことを指します。ランキングは無数のアルゴリズムによって決定されますが、アルゴリズム自体も頻繁に変更されるため、恒常的に検索上位へ表示させるということは不可能とも言えます。
SEO用語集:わ行
ワードプレス [WordPress]
ワードプレス(WordPress)はCMSの代表格であり、ブログ形式のオープンソースプラットフォームのことです。誰でも自由に利用・改変でき、SEO対策に強いと言われています。
ワイヤーフレーム
ウェブサイトやウェブページの枠組みのみを書き出した仕様書のことを指します。
この記事を書いた人
旅田 康貴ディレクター / デザイナー / イラストレーター
デザインが一番苦手なデザイナーを目指しています。最近、名字が変わりました。