炭酸は苦手なほうなのですが、マクドナルドのコーラは大好きな松浦です。
今日は誰もが知っているペプシコーラについてお話ししたいと思います。
豆知識です。
そもそもなぜペプシというのか?
ペプシコーラはもともとアメリカの薬剤師が消化不良の治療薬として売り出した飲料水でした。
当初の処方では消化酵素のペプシンが含まれていたので、ペプシンに因んでペプシコーラになりました。
ペプシがおこなったマーケティング
ペプシがおこなったマーケティングで有名なものを紹介します。
1つは比較広告でペプシチャレンジと呼ばれたものがあり、道行く人々にペプシコーラとコカ・コーラをそれぞれ区別できないようにして、どちらがうまいかを選んでもらうというものがありました。
このペプシチャレンジでは多くの人々がペプシに軍配を上げ、それがCMとして全米に流され、ペプシの業績向上に繋がりました。
他のCMでいうと
・UFOがペプシコーラとコカ・コーラを1缶づつ吸い上げたあとに、ペプシコーラだけを自動販売機ごと持ち去る。
・自動販売機のボタンに手が届かない少年がコカ・コーラの瓶を踏み台にしてペプシコーラを購入する。
などの挑戦的なCMを放送をしました。
ちなみに、アメリカで1970年代にペプシコーラのマーケティングを担当し、後に社長になったジョン・スカリーは1983年にスティーブ・ジョブズに口説かれてアップルコンピューターに入社しています。
ペプシコーラのロゴデザインについて
今年で創業140年を数えるペプシコーラは、これまでになんと合計12回もロゴのデザインを変更しています。
驚くのが今のペプシのロゴを制作する時に支払った制作費が約1億円。
制作期間は5ヶ月間かけ、デザイン資料は27ページにも及びました。
ちなみに、そのうちの1ヶ月間は制作者が日本を含めたアジアにロゴの構想を練る修行の旅に出かけたそうです。
みなさんが当たり前に目にしているペプシのロゴですが、そのロゴの意味は現在のペプシのDNA(=ロゴ)が将来も受け継がれ、時代と共に変化し、将来においてもイノベーションを起こし続けていくことを表しています。
制作者はこのロゴをピタゴラスの定理、黄金比を用いてより美しくデザインされ、地球の磁場、地球力学、相対性理論を用いてより顧客を引き付ける力が込められています。
その中でも、宇宙における光の引力の考え方を応用して、コンビニのペプシが積まれている棚の通路を人が歩くときに無意識的にペプシコーラのロゴに引っ張られてしまう、という引力を計算しデザインしているそうです。
これには驚愕しました。
実は、ロゴのデザイン料の約1億円はほんの一部?
約1億円だけでも巨額なのに、それが一部とはどういうことか。
その理由としては、世界中のペプシの巨大広告や、自動販売機を全て新しいロゴデザインに差し替えたりするのは考えるとリニューアルの費用には約1200億円のコストがかかっていると言われています。
まとめ
ロゴのデザイン料に約1億円をかけ、27ページに及ぶ制作資料を公開したのは話題性集めと言われています。
つまり、ただ単にロゴのデザイン料に約1億円かけたのではなく、そのデザイン料を広告費と考え、ペプシに興味を引かせるための口コミを意図的に広める仕組みづくりだったといえます。
良いデザインを考えるだけではなく、そのデザインをより活かせるような戦略まで考えることがより重要だとしみじみ感じました。
この記事を書いた人
松浦 啓太取締役副社長
取締役副社長の松浦啓太と申します。 LEGITのマスコットキャラクターを目指して日々体を大きくする為に食べてます。 自然とお酒と美味しい物が大好きで、その四季に応じた場所を攻めて、美味しいお酒と食べ物を探してます。 でも、やっぱり一番LEGITが好き。好きな言葉は『チュパカブラ』です。 2013年、株式会社レジット創業。