秘かに流行『ポリゴンスタイル』の制作方法 〜 illustrator 〜

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今年は出来るだけ不必要なものは削り、必要最低限の情報でデザインを表現する「ミニマリスム」なデザインが主流でしたね。 そんな中、写真やオブジェクトなど様々なもので「フラットデザイン」とまではいかないものの、同じ意思を次いだデザイン方法『ポリゴンスタイル』が秘かに流行を見せていました。   こんにちわ、レジットの小沢です。

  制作方法も至ってシンプル! それでは、さっそく制作方法をご紹介しましょう。

1.画像を用意する

まずは、ポリゴンスタイルに置き換えたい画像を用意しましょう。

今回使用する写真はコチラです。

前回の記事でご紹介した2014年の流行色【ラディアントオーキッド】色を少し意識しました。

polygonestyle18_01

2.パスで囲んでいく

『1.画像を用意する』で用意した素材をイラストレーターで開きます。

早速『ペンツール』でブロック調に区切って行きましょう。

まずは人物から!!

polygonestyle18_02

この際注意する点は以下の点です。

・囲む線は直線で、しっかりアンカーポイントで繋ぐ。

・目や鼻等の形を表現する所以外、出来るだけ大きい枠にする。

・各ブロック毎に隙間を空けない様に丁寧に。(←ここが大雑把ですと最後に泣きを見ます)

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人物が全て囲み終わりるとこの様に、まるでCG骨組みの様になります。

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また、トレースした画像に重ねるとこの様になります。

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3.背景もパスで囲んでいく

先ほどの手順とまったく同じです。

全て囲みます。

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4.ボックス間のズレを修正

注意点であげました(隙間)の問題がここに来てやっと明らかになります。

丁寧に囲んでもどうしても、ズレは生じてしまいます。

確認してみましょう。

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パスを塗りつぶすと、隙間だったりズレている箇所が浮き彫りになりました。

[ツールボックス] の [ダイレクト選択ツール] をクリックし隙間を埋めて行きましょう。

※[ダイレクト選択ツール] が表示されていない場合は、ボタンを長押しします。

 表示されたメニューから、 [ダイレクト選択ツール] を選択します。

 polygonestyle18_08

アンカーボックスをクリックし、取り合うボックスのアンカーポイントへとドラックしていきましょう。

もし曲線があって直せない!下図にて解決です!

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5.人物にペイント

出来る限り立体感は損ねたくありません。

元画像を参考にしながらまずは、人物から色をつけて行きましょう。

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6.背景にペイント

人物の時と同じですが、背景ですので人物が埋もれる様な配色は避けなければなりません。 polygonestyle18_11

7.グラデーションを加えて完成

最後に全てを選択しコピーします。

選択されたパスに[グラデーションツール]でグラデーションを加えます。

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グラデーションを掛けたパスを、色の付いた先ほどの画像へと重ねます。

最後に、グラデーションの[描画モード]を[ソフトライト]に、[不透明度]を[30%]に設定し完成です。

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最後に様々なポリゴンスタイルを紹介

【ポリゴンスタイル】は、凄く遊び心をくすぶるデザイン方法だと思います。

一見単純そうでも、表現方法によってはガラりとイメージが変わります。

そんな様々なアーティストによる、ポリゴンスタイルを紹介しながら、お別れしましょう。

では、また来年。

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この記事を書いた人

小沢 博之webディレクター/アートディレクター

PA→カメラマン→グラフィックデザイナー→アパレルメーカーのプレスを経て現在。なぜか調理師免許と古物商の免許がある。

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